震災を乗り越え初ガツオ
来ました!気仙沼に。まずは巻き網船。45トンの初水揚げ。
昨年で14年連続、生鮮カツオ水揚げ日本一だった。今年の15回目は、ちょっと無理かもしれないが、な〜に王座には来年、堂々と復帰すればいい。
何はともあれ、あの絶望的な状態から、3カ月半でよくぞ、鮮カツオを受け入れることができた。
漁船、魚市場、仲買い、製氷業、運搬…それぞれのがんばり、連携がなければ無理な話だ。
気仙沼人はモンローといわれ、内弁慶かもしれないが、いざというときには大同団結できるから強い。いろいろ細部ではあつれきも、温度差も、意識の違いもあるが、そこを乗り越えないと、前には進めない。ましてや今回は。
そしてたまたま今日、日曜出番の代休。気仙沼にいた。
もちろんスーパーに並んだ初ガツオ、女房とおいしくいただいた。今の時期にしては脂も乗っているが、そんなこたあ些細なこと。
あの震災を乗り越えて、気仙沼復活のシンボルを、ありがたくいただいただけで、そりゃあもう一生忘れられない味なのだ。
大師丸の船頭さんの言葉も泣かせた。「漁場が遠い?関係ない。ここしか揚げないと決まっているんだから」。
く〜っ!わさびが利きすぎる!