宮城県沖地震

 30年以内に99%以上の確率で起きる…つまり「100%とは言えない」というだけで「きっと来る、きっと来る」宮城県沖地震津波。16日の牡鹿半島地震津波は違うとのこと。
 まあ、警戒するには越したことはないので、いいか。
 実は昭和8年、明治29年の大津波(最大で30メートル)を引きおこした地震は、陸では大した揺れではなかったという。これが実は怖い。
 ただ幸いなことにかなり沖合から襲来する。それをより正確に把握し、避難を1秒でも早くするために沖合津波計が三陸沖に設置される。気仙沼沖合にも設けられる可能性が高い。
 スマトラ島沖地震の衝撃映像は目に焼き付いている。津波は波というより、水全体移動だから怖い。だから何でも破壊し、押し流してしまう。
 地震も怖いが、三陸で一番怖いの津波だ。新たな痛ましい教訓が増えないことを祈るしかない。
 そのためにも観測網と科学的分析に基づく、自助・共助・公助のシステム構築しかない。急いでほしい。

 ▽写真は、地震の起きた当日の空の雲。縦に伸びる地震雲?実はこういう形の雲は結構あるそうだが、地震のときにたまたま見かけて、人は安易に結びつけるミスディレクションの典型らしい。岩石が強い圧力で砕けるときに発する電磁波の影響とか、そうでない場合もあるとの説もあるが。まあまだ科学的には証明されてはいない。