出直し本吉町議選

 定数を8減らし、12で行われた今回の出直し町議選。落選の3人は気仙沼市唐桑町との合併に反対した2人と、反対に軸足を置いてきた議長。
 結局、合併推進を掲げて立候補した新人3人は上位当選。合併賛成派だった前職も全員当選し、12人のうち9人が合併推進、3人が慎重派という構図になった。
 住民投票で9割までが、議会解散を支持したため、合併案件に反対した前議員10人のうち5人が立候補を断念。出馬した5人のうち2人が落選。他の3人もケツから数えて1、2、4番目という低空飛行だった。
 前町長との対立だけで、すべてをぶち壊してきた感もぬぐえないだけに、本吉町の民意が正しく反映された結果だとは思う。
 まあ郵政民営化もそうだが、やや針が極端に振れた気もするが、今回の流れからしてそれは仕方ないとは思う。
 さて。問題はこれからだ。気仙沼地方衛生処理組合特別負担金問題、公立気仙沼病院組合への復帰などをへて、どのような形で、来年3月に気仙沼市唐桑町が合併して誕生する新気仙沼市と合併するかだ。
 いろいろ大変だろうなあ。あらためて新気仙沼市本吉町で一から協議再開なんてのはありえない。時間と金の無駄だしね。一度「ノー」の議決をした、その責任は大きいし…。まあしばらくは、新本吉町議会の動向を静かに見守るしかないのだろうな。