春遠からじ

 2人の女性(61歳と84歳)が殺害され、自宅の庭に埋められるという大事件に揺れる気仙沼。事件発覚の前日に気仙沼署が任意で事情を聞いた旦那(64)は行方不明だ。嫌な予感もする。ついこの間、お隣の本吉町で一家4人の無理心中があったばかり。幼い2つの命が露と消えた。
 先日は、飲み屋のトラブルで殺人事件があったばかりだし。こんなに続くとは…。暴走族もなく、広域暴力団もいない、港町ながら穏やかな土地柄と思って住んでいるだけにショックは大きい。
 不況で漁船会社の大型倒産が続いているし、なんか胸の奥がうずく。
 
 写真は昨日完成した気仙沼市「三日町三丁目・キングス・タウン」4階からの眺め。西側、JR気仙沼駅方向を望む。遠くに室根山も見える。眼下には市街地。お天神さんも見える。桜や紅葉もきれいだろう。夕焼けも…。おお!まさに21世紀の「三丁目の夕日」か(^_^;
 郊外型の福祉施設が多い中で、市街地再開発ビルの中に特別養護老人ホームと、デイサービスセンター、市の福祉センターが入居する。8階建だが、5階から7階までは市営住宅30戸。40平方メートルと50平方メートルの2つあり、狭い方が高齢者対象。高齢者夫婦ならまあ十分とは言えないが、不自由ない広さだろう。もちろんバリアフリーだしね。
 終の棲家として引き合いも多いという。アメリカには住民の大半が老人という街がある。気仙沼ではそうはいかないだろうが、市営住宅と福祉の複合施設であり、市街地再開発ビルというは全国的にも珍しいそうで、視察が相次いでいるそうだ。
 それにつけても、殺人事件が多発するような街ではいけない。ぜひ、悪い流れを断ち切りたいもんだ。