春の海

 昨日は取材で、気仙沼市の南玄関「岩井崎」で、子供達が流木などを集めるビーチ・コーミングと呼ばれるイベントに。波と砂で磨かれたガラス(シーグラスというらしい)とか、さまざまな色と形の石など、なかなか楽しい「宝探し」だ。
 その由来に思いを馳せるといのが、ビーチコーミングの醍醐味でもあるとか。ごみは勘弁だけど、なるほどねえ。金が全くかからないし(^ ^)、なかなかいい休日の過ごし方かもしれない。
 違った意味での磯遊びかな。
 写真は、陸中海岸国立公園(早く三陸海岸に名称変更してほしい)、岩井崎の東側(内湾側)。通称「賽の河原」「三途の川」と呼ばれる場所。
 何でこんな不吉な名前がついているかというと、岩井崎の名前の由来に関係している。岩井崎は「祝い崎」を書き換えたもの。
 そもそもは岩礁地帯で波も荒く(だから、岩の裂け目から天高く潮が噴き上がる「噴潮」が有名なんだけど)、船の難破も多く「地獄崎」という名前だった。
 その名前を忌み言葉として、伊達政宗の子孫の仙台藩主が変更したという説がある。
 「スルメ」を「アタリメ」、「オカラ」を「キラズ」、会を閉じるのに「お開き」と言い換えたのと同じかな。
 今の時代なら地獄崎の方がインパクトあったかも(^ ^)浄土ヶ浜に対抗してね。
 潮だまりがまさに春の色だね。
 潮干狩りのシーズンは間近だ。