トムとジェリー

 既に数年前、鬼籍に入っているウィリアム・ハンナさんとともに「トムとジェリー」を共同制作していた、アメリカのアニメ作家ジョゼフ・バーベラさんがロサンゼルス近郊の自宅で亡くなったそうだ。

 享年95歳。老衰だそうで、大往生だなあ。
 
 「トムとジェリー」は、とにかく大好きだった。ナンセンスかつ奇抜な笑い、今見てもとてもハイセンスだし、ときに残酷であり、ときにとても温かい。
 アメリカの豊かな生活にあこがれたし、あの穴あきチーズは本当に食べたかったなあ。「大人になったら絶対食べる」と(笑)
 日本版の吹き替えも良かったなあ。「こんち、トムさん、一人でお留守番。そこにジェリーの叔父さんが田舎からやって来ました」。
 
 川の向こう岸にあるサボテンに縄投げして、岸を引き寄せて、陸続きにしたり、叩かれた形、そのまんまにフライパンが変形したり…。
 高校時代にのめり込んだ、落語とともに、とても影響受けた。
 ここで書いている「佐藤家の日常」でも、ガイとあきのバトルを何度か「トムとジェリー」に
例えた。
 笑いは人生を豊かにする。楽しい時間をありがとう。
 合掌。