生還

 佐藤家の年始は波乱の幕開けとなってしまった。
 妹が2日午後、我が家の風呂場でクモ膜下出血により倒れて、4日に手術をした。最悪、脳梗塞による死亡を含めた命の危機を脱出。1週間前に、ようやく集中治療室から一般病床へ移った。
 脳外科手術後の、いわゆる一時的な健忘症からはまだ完全に脱していないが、手足の動きや話すこと、読むことにも支障はなさそうだ。
 1日も早く社会復帰を果たしてほしい。
 にしても致死率50%というクモ膜下出血の恐ろしさを、心底思い知らされた。
 たまたま実家にいて、早めに処置できたのは不幸中の幸いであった。
 07年。波乱の幕開けであったが、万事塞翁が馬。後は、ゆるやかな回復基調(景気かよ!)を期待したい。