チープとエスプリ
と来れば、「はとぽっぽ」。
じゃなくて、「ポップ・ミュージック!」
JTのCMソングで使われてますが、チープさが売りの曲の中でも最高傑作と言ってもいい。
CMではサビの部分だが、イントロはもの凄く大げさで、その後の落差に笑い転げた。
「やられた!」という感じでしたね。
紙ジャケットで再発。ボーナストラック13曲って、あーた「どんだけ〜」(笑)
ちなみにこの「POP MUZIK(ポップ・ミューヂック)」を含んだアルバムは「NEW YORK,LONDN,PARIS,MUNICH(ニューヨーク、ロンドン。パリ、ミュンヘン」と、これまた脳みそゼロ的なチープさで、肝心のミュージシャン名も「M」というんだから、完全にふざけている(笑)
デザイン的には、↓裏ジャケのアインシュタインの方が優れているのに、陳腐な表ジャケット。
この辺も実に、わざと、あざとく思われるように計算している。
やるなら徹底的にやる。それが遊び心だ。
つまらない表ジャケットを知りたい人は↓試聴もできます。
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1411523&GOODS_SORT_CD=101
さてもうひとつはカセットだけで1980年に発売された「FROM BURUSSELS WITH LOVE(ブリュッセルより愛を込めて)」。
イーノ、ジョン・フォックス、ハロルド・バッド、ドゥルッティ・コラム、ビル・ネルソン、マイケル・ナイマンなど、
当時のポスト・パンクの潮流の1つネオアコと、アンビエント系ミュージシャンのオムニバス。
イーノとジャンヌ・モローはインタビュー。BGMとしてイーノは通底音としてもわーんと霧みたいな音が流れるのみ(笑)
しかしチェリーレッドの2枚のコンピーれーション・アルバム、パンクの初期衝動を真空パックした同じくコンピレーションの「ノー・ニューヨーク」とともに、お気に入りの箱に大切にしまっておきたい。そしてたまに出して、その薫りを嗅ぐ。
カセットのヒスノイズはないのが、逆に寂しいが、デジタルリマスターも楚々として好ましい音質だ。
今年1月に発売されたが、多分在庫はすぐになくなるであろう。ネオアコ、アンビエントファンはぜひ一聴を!