息子の進学先である東京・八王子にアパートを探しに行ってきた。春一番ということで、風がビュービュー吹いていた。
 仮契約した物件は日当たりもよく、大学にも自転車で通える距離。家賃も妥当な線のようだ。

 帰りの新幹線。24日の午前中だったが4時間も全面運休!いやあマイッタ。
 午前11時36分東京発だったのだが、朝から風が強かった。
 宿を借りた弟の住む両国は、都心に向かうと隅田川を渡る総武線なので、強風でよく止まる。実際、23日も間引き運転だった。
 そこで早めに出ることにし、8時半に弟宅を後にした。そして上野駅へ。すると新幹線が完全ストップしていた。このままでは、いつ再開されるか不安だったので、目の前で止まっていた、東京8時発の「やまびこ45号」の自由席へ。運良く空き席があり、座る。
 そこから3時間ほど待ち、正午ちょっとすぎに出発。徐行運転ほどではないが、スピードはのろい。でもまあ前に進んでいるので、胸をなで下ろした。

 しかし。小山駅で停車。何と、線路に倒木!いやはや。そこで再び1時間ほど足止め。
 その後も、前の列車が詰まっており、時間調整が何回もあった。

 仙台から先は、通常の速さで飛ばしたが、一ノ関駅に着いたのは午後5時1分。長編小説の文庫本とi-Pod持っていて大正解だった。
 一ノ関の連絡がどうなるか分からなかったので、女房に迎えに来てもらった。
 弟の家出て、気仙沼の実家まで約9時間半。自然には敵わないなあ。事故がなかったので、よしとしよう。乗客もみんな大人しく、成り行きに任せていた。結婚式に間に合わなかった、高齢の夫婦らしきカップルは、気の毒だったけどねえ。
 
 東京では、大学卒業を控え、就職先のハードな研修を終えたばかりの娘と食事したし、強烈な春一番は、個人的には印象に残る思い出となった。