徳を積む
ひょんなことから宮城谷昌光さんの著書「晏子」(あんし)を読んでいる。孔子が生まれる前後という紀元前500年、いまから2500年以上前の中国の話だ。
かの「羊頭狗肉」を生んだ親子の話だが、示唆に富んでいる。
いわば戦争、内乱、権謀術数の世の物語だが、覇を競う中、いかに徳を失わず、民草の安寧を願うか。
礼節と徳。中華思想とはまた別に、これは現代でも通用する。でもあまりにも、忠義に反したとされる者(濡れ衣も当然ある)の軽侮が苛烈過ぎるとは思うが(つばを吐きかける座像があるという国だし)。
自らが、恥ずかしい生き方をすれば、子々孫々が恥じを受ける。
礼節をわきまえないものは、ろくな死に方はしない。
これは、今こそ、肝に銘じたい。
のほほんと生きているので、ハードルいきなり高いけどw頑張ろう。
いつか、瞑する。そのとき、私の子、そのまた子、そして、そのまた子が、徳のある子でありますように。
おれらしくもないか(笑)