ジョージのベスト盤


 ジョージ・ハリスンのベスト盤を聴いている。
 これがたまらなくいい!

 今まで2枚のベスト盤があったが、最初のはアップル名義で、ビートルズ時代の曲が収録13曲中7曲に、ソロ時代はアルバム「ダークホース」までの中から6曲という、言葉は悪いが、やっつけ仕事であった。
 しかも6曲の中には「ユー」「ダーク・ホース」という凡曲もあり、ファンとしては、「ジョージに失礼だし、あんまりだ」と憤る、お寒い内容であった。
 
 2枚面はダークホースレーベル時代からのセレクトで、今作にも収録された「セット・オン・ユー」など、まさにベスト盤にふさわしい曲もあるが、「ヒア・カムズ・ザ・ムーン」なんていうやはり凡曲も多い。全体的に地味過ぎるので、通して聴くのは辛い。

 今回は、ソロ時代のみだが、バングラディシュ・コンサートから、ビートルズ時代の3大名曲「サムシング」「ヒア・カムズ・ザ・サン」「 ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」を収録している。「ホワイル〜」では、エリック・クラプトンとのギターの掛け合いが素晴らしい。
 
 「ユー」など、小ヒット曲なのだけど、つまらない曲は賢明にもカットしてある。逆に「サー・フランキー・クリフトのバラード」(「オール・シングス・マスト・パス」収録)のようなシングルカットされていないが、知る人ぞ知る名曲を収めているのが感激ものだ。

 バラード、キャッチーな曲を織り交ぜた曲順もよく、これぞジョージのベスト盤!とうれしくなる。

 そして音が素晴らしくいい!
 うっとおしい梅雨が明けるのを待ちながら、ほっとする音に耳を傾ける。

 ということをmixiの日記に書いたら、友人から、「ジョージのベストとしては曲数が少ない」との指摘もあった。
 「マテリアル・ワールド」収録の「Sue Me, Sue You Blues」とか「ゴーン・トロッポ」のタイトルナンバーとかは、確かにほしいとろかもしれない。
 できればトラベリング・ウィルベリーズの曲もチョイスして欲しかった…ときりがないかwでもまあ、2枚組になるとやや散漫になるやもしれんし…。そこは好みと思い入れの違いですな。
 エリック・クラプトンとの共作「バッジ」もあったか!

 ああ、きりがない^_^;