音楽

まあ、個人的な思い入れと、世間的な評価が一致しないゆえだとは思うが、CD化されていないLPレコードも少なくない。 ここに挙げる3つも、もしかしたら、私の知らないところで、こっそりとCD化されているかもしれないが、今はどこにもない。ジューシー・フル…

尊敬してやまない、DEVOの7枚組、08年デジタルリマスターCDボックスセット、お値段16,800円なり。 買っちまった^_^; 未発表のライブ盤だけでよかったのだけれど、つい…。でもレコードでも持ってなかった「シャウト」が素晴らしい! テープでしか持ってなかっ…

センチメンタルな傑作

写真は前に、紙ジャケットCDとして再発された3作を紹介したアンソニー・フィリップスの最高傑作という評価が高い「スロー・ダンス」(1991年作)。 ボーカルなしの、インスタルメンタル。当初はLP発売のためパート1、2に分かれているけど、都合50分の大作…

細野晴臣翁のトリビュート盤

しかも2作。 このほど出たのが「Strange Song Book」。参加者が半端じゃない。細野さんもリスペクトするVan Dyke Parks、Dr.John、そして何と、個人的に大好きなSonic Youthのリーダー、サーストン・ムーアまで参加している。 もちろん、坂本龍一、鈴木慶一…

ジャケットはいい!

ジャケット買い。昔、LPだったころは、ピンと来たものを「俺の趣味に合うのではないか」と買うことがあった。 センスのいいジャケットは、まず音の方も大きなハズレはない。 このアンソニー・フリップスの「ワイズ・アフター・ザ・イベント」(1978年)は、…

シャッフルな毎日

パソコン用のスピーカー買ってから、もう毎日、つまんないテレビの音消して(全部切れよーという声もあるが・・)、iTunesのパーティー・シャッフルで音楽を聴いている。 驚くのは、聴いたことのない、いや聴いていても印象の薄かった曲の中に、佳曲が意外と…

英国のひねくれポップバンド、スクイーズの2作目(1979年)「クール・フォー・キャッツ」が紙ジャケでCD再発された。 3255円もするんだから、CD2枚組デラックス・バージョンかと思ったら、なに、これ? 色違いのジャケットが5枚ついてきた。当然4つは…

チープとエスプリ

と来れば、「はとぽっぽ」。 じゃなくて、「ポップ・ミュージック!」 JTのCMソングで使われてますが、チープさが売りの曲の中でも最高傑作と言ってもいい。 CMではサビの部分だが、イントロはもの凄く大げさで、その後の落差に笑い転げた。 「やられ…

イアン・ウオーレス逝く

http://www.dgmlive.com/news.htm?entry=771 ボズ・バレルについで、キング・クリムゾンの「ブルージー期」を支えたドラマー、イアン・ウオーレスがみまかった。 ロバート・フリップが最も忌避したブルース・フィーリングを、ボズと一緒に持ち込んだのは、今…

まさに宝物

80年代の音楽シーンを語る上で、Cocteau Twins(コクトー・ツインズ)の3作目「Treasure」(1984年)は、外せない1枚だ。 純粋な「美」がある。聴き終えた後の、けだるい脱力感とともに感じる至福。 天から降って来るエリザベスの声。ゴシック様式とアール…

音楽配信というもの

キリン・ラガービールのテレビCMで、YMOが、あのいにしえの曲のニュー・バージョンを演奏している。昨秋、録音したという。 YMOマニアとしては、当然曲を手に入れたいが、なんとCD発売の予定はないという。 曲は「Rydeen 79/07」 で、携帯とPCで音楽配信する…

ビートルズの「新作」LOVE

インターネットで試聴したときは、かなり不安だったが、今、通して聴き終えての印象は、「良い」が「悪い」をかなり上回った。 リンゴ・スターのビートルズ時代唯一にして、レノン・マッカートニー作品にひけを取らない名曲「Octopus's Garden」(アビー・ロ…

晩秋に聴くEvrything But The Girl

ということで、中期の名作である「idlewide」と「the language of life」の紙ジャケットCDを購入。「idlewide」は1988年発売の彼らの4作目。初期のわびさびアコスティック路線から、打ち込みドラムを使うなどし、エレクトリック・ファンク的な色合いが出た。…

iPod-nanoは素晴らしい(遅い…orz)

7980円で買った旧タイプのiPod-nano。1Gなので、新しいshuffleと同じ容量なのだが、CDが17、18枚入る。 これはいつもオレが車に持ち込んでいるCDの枚数とほぼ同じじゃん! 車の運転中は当然、スピーカーで聴く方に慣れている。が、試しにiPodをイヤホンで聴…

ビートルズの新作

11月に「LOVE」というタイトルでリリースされるらしい。 ミュージカルのサントラ盤。こう書くと「な〜んだ」と落胆の声も聞こえてきそうだが。 ところがこれが意外と面白そうだ。詳細は↓ http://www.lvtaizen.com/_backnum/html/6071main.htm 誰も聴いたこ…

CDは生き残るのか?その何番目か

最近、都に流行るもの。まあ田舎でも同じだが、音楽CDのかなりの数が、昔で言えばミュージックビデオ、プロモ映像やメイキングを収録したDVDをつけて売られている。 新譜の場合は、通常盤とは別に初回限定盤というケースが多い。ポール・マッカートニーの昨…

CDよ永遠なのか?

2万曲も入っちゃうi-Pod。2万曲ってさあ、CD1枚、まあ勝手に15曲だとして1333と3分の1枚だ(1枚15曲という設定がいい加減なのに、そこまで計算してどうする?)。すげーよなあ。 交響曲ならCD2万枚入るのか?という茶々は入れない(^_^; 素人なので、…

レコードよ永遠なれ!

レコードよ、すまん! 懺悔の日々を送っている。 レコード盤本体のポチッと薄茶色のカビはまあ、傷は深くないという感じ。 次に、レコード内袋。輸入盤に多い紙はなぜか大丈夫だが、あのペラペラのポリエチレン(?)はなかなかクセモンで、カビがはびこって…

CDを処分した

CDもだが、1回聴いただけとかで死蔵しているレコード。今後も聴かないであるものは、処分しようと思い立った。 ただ友人いわく「レコードは1枚幾らではなく、1キロ幾ら」だとか。 プレミアが付くものは別だろうけど、大抵のアーティストの普通盤、まし…

ロバート翁の名作

キング・クリムゾンを一度解体し、初のソロアルバムとなった「エクスポージャー」。1979年のこの作品は、何とボーカルにダリル・ホールが参加。当時は、クリムゾンとホール&オーツの音楽性の違いから、面食らった人も多い。かくいう私もそう(笑) 今回…

有料コース

まあ写真をアップできないのは、やはりつまらないので月額180円コースに変更した。 写真は、ブライアン・イーノがパソコン専用に制作したループ壁紙と音楽。 絵も音楽もランダムにゆっくりと変化していく。二度と同じ絵柄、音の配列はないというのが面白…

HASとENO

まずはHAS。細野晴臣と高橋ユキヒロのユニット「スケッチショー」に坂本龍一が飛び入り参加し、突如実現したHAS「ヒューマン・スポンジ・オーディオ」という時限立法みたいな「集い」が2004年にバルセロナと東京で行ったライブがDVDのみで発売された。 …

デラックス・エディション2題

1つ目は、ニルヴァーナに代表されるアメリカのオルタナ&グランジミュージックの開拓者であるソニック・ユースのメジャーデビュー盤である「グー」(1900年) アウトテイク&リハーサル、デモなどたんまりついている。とにかく曲が素晴らしいので、愛聴盤な…

2005年ベスト追加

何か足りないと思っていたが、案の定、ベックの傑作アルバム「グエロ」からの曲を入れてなかった(^_^; 新緑のころ、あれだけ聴きまくったのに…orz 曲はやはり彼らしい「E-Pro」かなあ?でもこのアルバムいい曲ばかりだから、2曲くらいは入れたい。やり直し…

イーノのDVD

ビデオ作品で1881年に発売された「Mistaken memories Of Mediaeval Manhattan」と84年作「Thursday Afternoon」のカップリング。「14 video paintings」の題で先月リリース。 両者とも今では入手困難なので、これはうれしい。 前者は、当時イーノが住んでい…

2005年マイベストミュージック

1, Vertigo / U2 「How To Dismantle An Atomic Bomb」 2, Lips Like Sugar / Echo & The Bunnymen 「Live In Liverpool」 3, A Fire In The Forest (remixed by Readymade FC) / David Sylvian 「The Good Son Vs. The Only Daughter - The Blemish Remixi…

DEVOのライブ

CDとDVDが一緒になったヤツ。表がCDで、裏がDVD。ふーん。ピーター・ガブリエルにも同じなのがあったよなあ。 しかしやっぱ、DEVOは偉い!1980年のライブだけど、今でも十分通じる、というかキワモノという扱いが今でもきちんと通用しつつ、時代性をいと…

ケイト・ブッシュ

12年ぶりの新作「エアリアル」が出た。唯一無比の彼女のボーカルを軸とした、透明感と躍動感の奇妙な同居とでもいうべき、その音世界は何にも変わらず、いや変わったからこそ、変わらないように12年間を超越したのか、何ら不自然さなく、しかし明らかに…

ポールの新作

今さらのポール・マッカートニーだが、新作が出た。「Chaos and Creation in the Backyard」。 ジャケットは、ビートルズがデビューした1962年にポールの自宅の裏庭で撮影された。窓越しに弟が撮影したものだという。だから「裏庭における混沌と創造」な…

キング・クリムゾンのベスト第二弾

買ってしまう。1曲新曲あり。それだけですがね。でもあらためて80年代以降のクリムゾンの歩みを俯瞰し、目からウロコも落ちました。「悪くない」から「いい」へ。